50歳の転職と仕事探しの方法

1.50代でも勝負ができる時代

 かつては、敢えて異業界・異業種の人材を採用することでまったく別の視点に立った商品開発やビジネスモデルを作り上げる、といった一つの採用の形が声高に言われていたことがあります。今でもそういった発想は消えてなくなってはいないのでしょうが、リスクが高過ぎるといった点から、ひところより注目されなくなりました。

 

 しかしここにきてそういった気運が復活してきそうな気配を感じさせています。それも50歳以上といった中高年をも例外としない積極採用の動きを伴ってです。

 

 一般に転職を希望する場合、前職で同じ職種であることが大前提となります。しかし、実際は前職で培った手法に固執するあまり100%以上の能力を発揮してもらえないのではないか、といった懸念が採用側の頭を常に悩ませています。
 そこで新たな視点が生まれます。例えば数十年間勤めたホテルマンが百貨店や銀行に就職してお客様相談係を任せる、といったことです。一見何で?と思える採用ですが、ホテルマンといえば接遇技術の粋を極めた人材が集まるところです。それも国内外を問わない接客技術です。

 

 こうしたスキルは大量のお客様に接したり大切な金銭を扱う企業にとっても必要不可欠なものなのです。いっけんなんの関連もなさそうな職歴が、実は新たな、そして多くの可能性を秘めている場合が多分にあるのです。

 

 こうした熟練したスキルは50歳からの転職においても、転職市場で注目される要因となっているのです。より高度で豊富なビジネススキルを即時に活用したいといった採用側の気持ちの表れです。

 

2.50代にして強みを生かす。

 50歳から転職するなら職種や雇用形態を選ぶな、とこれまではよく言われたものです。こうした姿勢は不要とまでは言い切りませんが、“いざという時の覚悟”程度に収めておいていいだろうと思います。とはいっても転職活動の仕方によっては、そうした貴重な求人案件に巡り合う可能性が低くなってしまいかねません。そうならないためのポイントを以下に挙げてみましょう。

 

1)複数機関に登録する。
 イーキャリア、リクナビNEXT等の転職支援サイト、リクルートエージェンシー、パソナキャリア等の人材紹介会社、最寄りのハローワーク等というように、複数の機関に登録することが大切です。

 

 但し、登録する情報を全て統一しておかないと、どこにこの情報を登録したか分からなくなって、応募企業で面接をする際矛盾した応えをしてしまったというようなことにならないように気を付けましょう。実際、結構多い例ですので。

 

2)自分の強味を知る
 既に言いましたように、50歳からの転職にあたっては、既存のスキルを明確にし、活用範囲や活用効果が大きいということを求人企業に知ってもらう必要があります。その為にはまず、自分が保有している既存スキルの中で、最も強力にアピールできるものを明確にすることが大切です。このためには自ら職歴について整理するのもいいですし、人材紹介会社等で実施している自己分析や適性診断ツール等を利用させていただく等の方法もあります。

 

3)弱点を武器に変える
 50歳を過ぎると、その長い社会人人生の中には少なからず弱点というか、採用担当者に負のイメージを与えかねない部分があるかもしれません。しかしモノは考え物で、そういう部分があるからこそ、面接試験で質問される内容を予め把握でき、その分対策もできるというものです。実際の対策方法としての一例ですが、自分の非を認めて、「今後繰り返さないことが大切だと思っています。これから先の自分を見ていただきたい。」等と応えるのも有効です。

 

3.まとめ

 「もう50歳だから」と肩を落とすことはありません。これまで培ったスキルを今こそ活かすべきです。その為の受け入れ態勢は転職市場において醸成されつつあるのです。

 

 50代といえど平均寿命の延びに比例して元気な方がたくさんいます。高齢者雇用安定法は労働者を65歳まで使える、といった“気付き”を多くの企業に与えたことは、50代でもまだまだ使えるといった気運を高めている要因ともなっています。

 

 

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